2002/9/16 アーシング施工  走行距離 92,985Km
2002/9/22 アーシング追加 完了   走行距離 93,160Km
2002/10/6 注意点(番外編、サンルーフ動かない)
2002/11/10 アーシング修正・追加   走行距離 94,248Km
2003/3/22 アーシング修正   走行距離 99,223Km
以前からアーシングに興味があり、最近雑誌などでもよく取り上げられていることもあり、Webなどでもいろいろ情報を集めておりましたが、その評価はまちまちで、効果ありという報告、理論的に効果なしとの考え方など、今一どれを信用して良いのか迷っておりました。

では何故?アーシングを実施したのかというと、謎の集団 ”関西E34アーシング倶楽部”?の施工の様子を見て、これは効果ありだなと判断し、実際に施工することにしました。

部材購入
Webを検索していると、525前期モデル(バッテリーが前)の物は、アーシングキットが売られていますが、後期モデル(バッテリーが後部シート下)の物は、未だに見かけたことはありません。
と言うことで、アーシング部材はYahoo!オークションで、高純度・超耐熱ケーブル 22sq USH-KIVケーブル、耐熱110℃仕様(仕上がり径は約11mm程度)という物を8m購入し、その他部材は電線部材店とカー用品店で購入しました。
電線部材店で、耐熱アースケーブル8sq 6mと端子、熱収縮チューブを購入し、カー用品店でアーシング用ターミナルを購入しました。

Yahoo!オークション
http://auctions.yahoo.co.jp/


施工
実際の施工は、やはり謎の集団 ”関西E34アーシング倶楽部”?の方達に手伝って頂き、私はほとんど作業することなく手慣れたチームプレーで、施工時間約2時間弱という作業で終わりました。
人呼んで(誰も呼ばない)、”関西E34アーシング・倶楽部”?とは、誰も知らない謎の存在ですが(笑)、今のところE34のアーシングに関しては、日本一でしょう?

 工具(圧着)
アーシング施工には、圧着ペンチが絶対に必要な物だと思いこんでおりまたが、カー用品店に部材を買いに行った際、アーシングについてのチラシが置いてあり、それをもらって帰りました。
その中に、”電工ペンチがないとダメ?”という項目があり、「圧着部分をハンマーでたたきつぶし、仕上げに中心部をポンチ(なければドライバーなど)で打ち付ければ、専用工具がなくても圧着OK!」というものでした。

圧着工具は、22sq用などの物はかなり高く、アーシングのためだけに、わざわざ購入するのはもったいないので、この施工方法でも良いだろう。
ただし、配線を行いながら長さを決め、端子を取り付ける場合などは、この方法では難しい面もある。


注意点
アーシング施工時または、施工完了前時点でバッテリーのマイナス端子を外した方が良さそうである。

なぜ、このようなことを書くかと言うと、これは施工後しばらくたってから気づいたことですが、施工時点ではアーシング効果が劇的であったため、こんなにすごいのかと感心しましたが、冷静に考えると何か少し変な気がしてきました。
トルク・アップは果たしたのですが、何か少しかぶり気味の様な気がしてきました。 そこで思い出したのが、施工時に一端マイナス端子を外し、ECUの学習機能をリセットした方が良いと言うことです。
これは車種によって違う様ですが、BMWの場合はたしか学習機能が働くはずです。 ということは、施工時しばらくはECUの働きが、施工後の状況に合わせず働いていた可能性があります。

電圧が約1V上昇したため、プラグ・スパークなどにも影響が出るだろうし、燃料噴射と燃焼の関係も変わってくるはずであります。 と言うことで、マイナス端子を外して付け直してみたところ、施工前よりは良くなっているが、以前の劇的な効果は見られなくなりました。
この方が自然な効果が感じられ、今までの不自然さが無くなって好感が持てますが、以前の劇的変化を体感した後では、少し物足らない感じもします。

それからもう一つ、購入したターミナルに施工時の注意書きがあり、施工後5分程度アイドリングすることを奨めると言う内容だった。 これも、ECUの学習機能を働かせる時間として必要かもしれません。


注意点(番外編、サンルーフ動かない) 2002/10/6 
アーシング施工時、バッテリーのマイナス端子を外したら、サンルーフが動かなくなりました。以前、車検時にSHDの初期化で直ったので、ディーラー問い合わせると、リセットしないと動かないとのことです。
リセットの方法は、「サンルーフ・スイッチを上方(全閉方向)に2秒以上押せばリセット」されます。
今回も、リセットでなんとか動くようになりました。

前回の、車検時のサンルーフ動作不良についてはこちらの車検のページをご参照下さい。


参考URL
以下のリンクは、Webを検索していて見つけたサイトで、参考になると思うので、掲載させて頂きます。
アーシング
http://www.aic.gr.jp/car/earthing/index.shtml


効果

 電圧
結果から報告すると、エンジン始動時最高13.9Vを記録した。バッテリーを交換時13V程度だったので、約1Vの電圧が上昇したことになる。バッテリー交換前12V程度だったことを考えると、2ヶ月ほど前とでは、合計2Vの電圧が上昇したことになる。アーシング効果とは、電流の流れが良くなることにより、電圧の上昇と安定で、電装類によい効果が出ることなのでしょう。

 インプレッション(アイドリング停車中)
アイドリング回転数は施工前、700回転ほどで決して高くはなかったのですが、施工後さらに下がって、最も低い時は650〜600回転ほどとなりました。 それに伴ってか、振動、騒音も、以前より少なく静かになった印象です。

 インプレッション(走行中)
まず、走り出しからして今までの感覚と違い、低回転からトルクがあります。 特に3000回転以下のトルクが上がったようで、アクセルの踏み込み量が少なくても、スムーズに発進加速が出来るようになり、レスポンスも確実にUPしました。エンジン回転の上昇の仕方もスムーズになり、それに伴うトルクの付き方も、今までとは違ってきました。

 ライト
これもまた効果ありで、明るくなりました。 バッテリー交換時も明るくなったなーと思ったら、今回もまたまた明るくなりました。E34のウイークポイントとして、一般的にライトが暗いと言われていますが、これだけの明るさがあれば十分という明るさです。

 オーディオ
エネルギー感のUpと、音の立ち上がりが早くなり、全体として音量が上がった印象を受けます。 これもE34のウイークポイントと言うのか、オーディオの低域が不足気味なので、以前からBASSを上げ気味にしておりましたが、低域もパワー感が出てきたので、目盛りを若干下げることが出来ました。これにより、自然な音がするようになり、音質も良い印象を受けます。

 燃費
現在の状況では、エンジン・レスポンス向上で、アクセルの踏み込む量が減っているので、燃費も若干良くなるのでは?と言う予想です。 でも、ついついエンジンを回したくなる衝動が働くので、どうなることやら?

下記燃費は、注意点で述べた点を裏付けるように、燃費が改善されるどころか、過去最悪の燃費を記録しました。

施工が完了した今後の燃費に期待したい。

施工前の燃費に関しては、こちらのページをご参照下さい

施工前、施工後の燃費に関しては、こちらの燃費のページをご参照下さい
 
Special Thanks

冒頭で述べた、謎の集団 ”関西E34アーシング倶楽部”?とは、実はKAZE34さんのHPに集まる人たちのことです。 先ほども述べたとおり、施工に関してほとんどの作業をやって頂き、非常に感謝しております。
皆様良い方ばかりですが、”謎”という部分は本当かな(笑)

BMWでいこう!
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/6264/
 
高純度・超耐熱ケーブル 22sq TANAKA DENSEN USH-KIV 110 ケーブル ¥500/m x 8m=¥4,000+送料¥610  耐熱ケーブル 8sq SKILL OFC EARTH CABLE byNCC ¥450/m x 6m=¥2,700+135(消費税) アーシング用ターミナル ¥1,050(税込)x2=2,100 アーシング用ターミナル ¥609(税込) 端子・熱収縮チューブ 約¥1,500  総合計 約¥11,654
今回使用した、ターミナル2種類
まずバッテリーへの配線はこちらから。

運転席側CPUボックス横から入線する。

配線を一端、サイドウインカーから取り出し、そして室内へと入線していく。(取り外しは、+ネジ一本取り外すのみ)

サイドウインカーから、スピーカーパネルを取り外し入線していく。(取り外しは、−ドライバーで3カ所を90度回す)



サイドシル部分のモールをはがし、後部座席へと配線する。

後部サイドシル部分から、後部座席を外しバッテリーへと配線する。

バッテリー・マイナス端子へと配線。ターミナルから延びているのは、後部座席下にあるアースポイントへの配線 運転席側、後部座席下にある、アースポイント。
後部座席下アースポイント2カ所は、後から追加した。
この配線に関しては、圧着ペンチを使わずに、ハンマーによる圧着方法で施工した。

(2002/9/22追加)

助手席側、後部座席下にある、アースポイント。
E34の場合、ここにオーディオ・アンプがあるので、アースの追加は、音質向上に有効だろう。
CPUボックス横のアースポイントに、ターミナルを取付配線。

運転席側前方、アースポイントに配線。

エンジンルーム全景
右側より撮影

エンジンルーム左側のアースポイントに取り付けた、ターミナル。
通常4端子接続可能なターミナルだが、そのまま取り付けると、ボンネットのステーが当たり、ボンネットが閉まらないことが判明。
急遽ターミナルの先端をカットし、何とか取り付けることが出来た。

エンジンルーム全景
左側より撮影