Lyrics



Valentine's RADIO

 

見えない気持ちが 見えない空を飛び
あなたに届くの On the RADIO
寝静まる街を遙かに見下ろし
ジグザクの雲間を
星屑みたいに散らばっているチューナー
あなたのはどれかすぐわかる
夜風にまたがり ガラスをたたくわ
サテンのガウンで誘い出すよランデヴー
仲直りしたあの日のように
うでで目覚めた夜明けのように
もう一度やさしく素直になりたいの
あなたに伝える On the RADIO

エレキの天使が ウェイウ゛の森を越え
あなたに唄うのリクエスト
私はあなたの唯一の彼女と
名前を匿せずに
言ってもいいでしょ 曲紹介にのせて
ここでは毎日バレンタインズデイ
世界で一番心配している
私はいつでもあなたのそばにいるの
疲れた日々はお休みなさい
私のもとにおかえりなさい
もう一度いちから一緒にやりたいの
あなたに捧げるハート
仲直りしたあの日のように
うでで目覚めた夜明けのように
もう一度やさしく素直になりたいの
あなたに伝える On the RADIO

 

 




















Blue Valentine's Day

 

今日は Blue Valentine's Day
だって 君からの チョコレート
もらえそうもないからさ

ハートのチョコ
君に送る相手がいたら
そんなことを考えたら
ユーウツさ

たとえ ほかの 女の子から
プレゼントされても
僕は 君からのでなきゃ
嬉しく ないのさ
Blue Valentine's Day
今日は 一日中 ユーウツさ

たとえ ほかの 女の子から
プレゼントされても
僕は 君からのでなきゃ
嬉しく ないのさ
Blue Valentine's Day
今日は 一日中 ユーウツさ

 

 






















Valentine's Day

 

俺は夜の闇の中、でかいゆったりした車で
ハイウェイを飛ばしている
片手はハンドルをしっかり握り、
片手は震えながら心臓を押さえている
ドキドキしてほとんど破裂しそうだ
おまえとふたりだけになるまで止まりそうもない

昨夜友だちが父親になった
彼と話した時、彼の声の中に
空と川の光、松林の中のシンリンオオカミ
それにルート39のあのジュークボックスが聞こえた
最も速く旅する者はひとりで旅する者と人は言う
が、今はあの娘に会いたい、家に帰りたい

道端に吹きためられた
枯葉の音のせいだろうか
俺が今夜この気味の悪いハイウェイを飛ばしているのは
月の光を通して流れる
川の叫び声のせいだろうか
俺が恐れているのはそれじゃない
俺が恐れているのはおまえを失うこと

死ぬ夢を見たらベッドで死ねると人は言う
昨夜俺は死んで白目をむき出し
天国の光が降りてくる夢を見た
暗闇の中で目が覚めた時、俺は恐れおののき
死なないでよかったと思った
俺の上を通り抜けていったと感じたのは
冷たい川の底ではなかった
実際にはおこることのなかった悪夢の恐ろしさでもなかった
俺の腕の間を吹き抜けて行ったと感じたのは
灰色の野原をわたる風ではなかった
そうじゃないんだ、おまえだったんだ
だからさあしっかりと俺を抱きしめ、
いつまでも俺のものだと言ってほしい
いつまでも俺だけのヴァレンタインだと言ってほしい